ホームページを作成する前に、必ず読んでおきたい。
失敗しないための大切な情報を、1ページにまとめました。
このページをお読みいただいている方は、なんらかの理由でホームページを作りたいと考えていらっしゃると思います。会社やお店の紹介用としてホームページを作りたいという場合もあるし、趣味やサークル活動のような、個人的な内容のものをつくりたいという方もいるでしょう。
または、インターネットショップなど、販売用のホームページを運営したい、というように本格的なビジネス目的の方もいるかもしれません。
当たり前のことになりますが、ホームページを作成すると一言で言っても、どのような目的で、どのようなものを作るのか、によって、難易度、作成するべき方法、使うべきソフトなどが変わってくるということをまずは理解しておく必要があります。
初心者の方がHTMLやCSSなどの知識をゼロから覚えていくことは、かなりハードルが高く、挫折してしまう可能性も高いものです。
このページでは、HTMLやCSSの知識や、具体的なホームページの作成ノウハウなどは解説しません。
初心者の方が知っておくべき情報のみを、シンプルに1ページにまとめた10分もあれば、とても簡単に読み進めることができる内容です。
実は、今、ホームページを作るために、難しい知識を習得する必要のない時代に突入しています。
やみくもにホームページ作成ソフトを購入したり、ノウハウ本や参考書を購入して学習したり、ホームページ作成業者に依頼したりする前に、まずは、こちらをさらっとお読みいただくことで、あなたにとって、ロスのない、最適なホームページ作成方法をイメージできるはずです。
もしあなたが、これからホームページを作ろう、という状況なら、きっとお役に立てるはずです。それをこれから、凝縮した内容でご案内していきます。
まずは、このページの内容を読んでいきましょう。
このページでわかること(目次)
- ホームページはなぜ見ることができるの?
- サーバーとドメインとは?
- ホームページ作成方法とそれぞれの特徴
- 目的別のおすすめ作り方
- ホームページ作成講座を利用してみる
- 費用をなるべく抑えたい方へ
- ホームページを自分でつくる方法まとめ
ホームページはなぜ見ることができるの?
自分のパソコンで作ったものが、世界中に公開される。これこそが、ホームページの醍醐味です。
だから今、あなたもホームページを作りたいと考えているのではないでしょうか。
では、どうして「ホームページは世界中から見ることができる」ということが可能なのでしょうか?
それを知っておくことは、実は初心者であれば、特に重要になります。ホームページを公開して、いろんな人から見られるようにするためには、以下のことが必要不可欠です(まずは下図をご覧ください)。
ホームページは作っただけでは、まだあなたのパソコンだけでしか見ることができません。
サーバーというところに作ったページを置いておくことで、他の誰かからはじめて見てもらうことができる状態になります。
つまり、サーバーを持っていないと、ホームページを公開できないということです。ここでひとつ質問させてください。
「あなたは、サーバーを持ってますか?」あるいは「あなたは、サーバーの入手方法を知っていますか?」
もし、この問に答えられない場合は、ホームページを作ることを考える前にサーバーというものが必要なのだ、ということを認識する必要があります。
でも、心配はいりません。「サーバーが必要だ」ということが分かった時点で、あなたは、すでに一歩進んでいます。
サーバーとドメインとは?
ホームページを公開し、世の中の人から見てもらうためには、サーバーの他にもうひとつ、「ドメイン」というものも必要になります。ドメインについては後述するとして、まず、サーバーの種類や取得方法について説明していきます。
サーバーを入手する方法
では、サーバーを持つためにはどうすればいいの? という質問に答えたいと思います。
まず、無料でレンタルできるものがあります。いわゆる無料サーバーというものになります。
サーバーを無料でレンタルして公開しているホームページはたくさんありますが、普通のホームページを公開するには、性能については特に問題はありません。
しかし、無料サーバーをレンタルする際には、注意しなくてはならないことがあります。それは、広告が表示される場合があるということです。
あなたが一生懸命に作成したホームページのどこかに、無条件であなたには関係ないの広告が表示される可能性があります。
無料サーバーは、広告を自動的に貼付けることで、広告主から収益を得て運用されているため、これは仕方がないというより、当然のことです。
それを避けるためには、2つの方法があります。
プロバイダーの無料スペースを利用する
ひとつは、インターネットサービスプロバイダーから提供されているスペースを利用する方法。
あなたが、このページを見ることができているということは、なんらかのインターネットサービスプロバイダーに加入しているはずです。有名なサービスは、so-net、biglobe、ニフティー等があります。
プロバイダの多くが、「ご自由にお使いください」という感じで、契約者にサーバースペースをサービスで提供してくれています。プロバイダ提供のものには広告が表示されることもありませんので、検討してみる価値はあります。
でもこの場合、少しデメリットがあります。
おまけスペースのようなものですので、置くことのできるデータの容量が少ない場合が多いです。さらに、機能にも制限があります。
専門的な話は省きますが、やれることに限界があるとイメージしておくほうがいいです。プロバイダの付加サービスなので、それは仕方がないと思います。
有料のレンタルサーバーを利用する
有料でもかまわないという場合は、やはりベストな選択だといえます。会社やお店のホームページを作ろう、と思っている方なら、これをおすすめします。
価格はサーバーの機能や容量などにより、様々なものがありますが、最近では月々1000円前後で、とても高性能なレンタルサーバーを借りることができる時代になりました。
なぜこのように安価にレンタルできるかというと、1台のサーバーを複数人数でシェアする形で提供しているためです。これを「共用サーバー」といいますが、小規模な会社やビジネスのホームページであれば、共用のレンタルサーバーで十分といえます。
一方、大手企業のホームページ等の場合は、1台のサーバーを1社で利用する「専用サーバー」があり、その分、費用は高くなりますが、さらに高性能で大規模なホームページを実現することができます。
いずれにしても、有料のレンタルサーバーはメリットが大きく、比較的安価に借りることができるため、最近では、多くの方が利用しています。
「レンタルサーバー」等で検索すると、様々なサービスが見つかると思います。小規模〜中規模ホームページでよく利用されているのは、ロリポップ、さくらインターネット、カゴヤ、エックスサーバー等があります。
各社サービスは様々なプランがありますが、ライトプランやスタンダードプラン等でも十分な機能が備わっていると思います。
ドメインを入手する方法
繰り返しになりますが、ホームページを公開するためには、「サーバー」の他にもうひとつ「ドメイン」というものが必要になります。
サーバーがインターネット上の「土地」と考えると、ドメインはインターネット上の「住所」です。
おそらくあなたも、http://www.hogemoge.com というようなものを目にしたことがあると思います。あれが「ドメイン」です。
ホームページは、「サーバー」にHTMLと呼ばれる「データ」をアップロードしておき、そこに「ドメイン」という住所を割り当てることで、世界中から見ることができる状態になります。
- ①ドメイン
- インターネット上の「住所」に該当するもの
- ②サーバー
- インターネット上の「土地」に該当するもの
- ③HTMLデータ
- インターネット上の「家」に該当するもの
ここでは、上記のように、ドメイン・サーバー・HTMLデータの3点セットが必要なんだとなんとなくイメージできていればOKです。
話を「ドメインの入手方法」に戻します。
ドメインの中にも、さらに2つの種類があります。レンタルサーバーにあらかじめセットされているドメインと、自分の好きな名前で取得できる「独自ドメイン」の2種類です。
たとえば、「マメダコーヒー」という珈琲豆のお店のホームページを作るとします。その場合、できるなら、「mameda-coffee.com」などのように、お店の名前が入っているドメインでホームページを公開したいと思うのではないでしょうか?
このように、自分の意思でドメイン名を決めて取得するのが「独自ドメイン」です。
お店の名前と全く関係のないドメインだったり、とても文字が長いわかりにくいドメインでは、不便であるだけでなく、お客様から見て、お店の信頼性も低くなってしまう可能性があります。
逆に、独自ドメインであれば、「マメダコーヒーのホームページ」であることが、文字列の見た目からも分かりやすく、お客様からも「独自ドメインでホームページを持っているお店」という信頼を伝えることができます。
つまり、「しっかりしたホームページだな、きっと信頼できるお店(会社)なんだろう」という感覚を見ている人に与えることができるので、特にビジネス目的のホームページを作る場合は、ぜひ取得するべきです。
サーバーとドメインの設定が不要な方法
ここでひとつ、初心者にとって大きな壁があります。
レンタルサーバーと独自ドメインを契約して、自分で設定を行うことは初心者にはかなり難しいということです。紹介しておきながらなんだよ・・・という声が聞こえてきそうですが、心配しないでください。
たしかに、レンタルサーバーを契約し、独自ドメインを用意して、それぞれを紐付ける作業は、知識と経験のある人であればできるのですが、ホームページを作ったことがない方にとっては、ハードルがやや高いのが事実です。
それを乗り越える方法があります。サーバー一体型のホームページ作成ツールを利用することです。サーバー一体型のホームページ作成ツールは、あらかじめサーバーもドメインもホームページ作成に必要なツールも、すべてがオールインワンで用意されているので、個別にサーバーとドメインを契約することなく、ホームページの作成と公開が行えるというものです。
これについては、次の章で解説していきますので、引き続き読み進めてみてください。
- ホームページには、サーバーとドメインが必要
- サーバーは無料で使えるものもあるが、広告が表示されるなどのデメリットがある
- 会社やお店等のビジネス目的のホームページなら、独自ドメインは必要と考えよう
- 初心者には、サーバーとドメインの設定作業は難しい
- 次章で解説する「サーバー一体型のホームページ作成ツール」を利用することも一手
ホームページ作成方法とそれぞれの特徴
ホームページの作り方には、様々な方法があります。
どのやり方がベストなのかは、あなたの状況と目的次第で変わりますが、以下、分かりやすくまとめてみましたので、まずはご確認ください。
作成方法 | 特徴 | 向いている人 | 費用面 |
---|---|---|---|
HTMLを使って自作する | HTMLやCSSを学習し、コードを直接記述してホームページを作る方法。プロのWEB作成者はこの方法を使ってホームページを作成する場合が多い。HTMLの知識と技術を身につけることで、自由度の高いホームページを構築することができる。 | 本格的にWEB制作の技術を身に着けたい人、知識・技術の習得に時間を使える人 | 安い(無料で制作も可能) |
サーバーインストール型の作成ツールで自作する | 代表的なサーバーインストール型のホームページ作成ツールに、「WordPress(ワードプレス)」や「Movable Type(ムーバブルタイプ)」等がある。レンタルサーバーを契約し、自分でサーバーへインストールすることで、ホームページ作成をはじめることができる。 | ITスキルに多少の自信を持っている人、中級者以上 | 比較的安い(サーバーレンタル費はかかる) |
サーバー一体型の作成ツールで自作する | あらかじめサーバーにセッティングされていて(一体型)すぐに作成をはじめられるホームページ作成ツールがある。別途レンタルサーバーを自分で契約する必要がなく、すべてが揃っているのでハードルが低い。作成ツールによっては、デザインテンプレートも豊富に用意されている。 | すぐにホームページ作成をはじめたい人、初心者〜中級者 | 比較的安い(サービス利用料はかかる) |
専門業者に頼んで作ってもらう | 自作するだけでなく、専門業者に依頼する方法もある。高機能のホームページを作成してもらうことも可能だが、プロとはいえ、業者によって実力にも差があるため選定は慎重に。また作成後の更新も自分でできず、業者に依頼することになる場合もあるため、事前の確認を行うようにしよう。 | 高機能のホームページが必要な人、予算を確保できる企業 | 高額になる(数十万以上) |
知人・友人に頼んで作ってもらう | ホームページ作成の経験や知識がある知人・友人がいる場合は、その人に依頼することも一案。ただし、注意点としては、ホームページは作ったら終わりではなく、「更新作業」が常に必要になること。修正や更新をしたい時、いつまでも友達に無料で依頼し関係性を悪くしてしまうこともあるので、配慮が必要。 | 親身になってくれる知人・友人がいる人 | 知人・友人次第 |
上記でいくつかの方法を紹介しましたが、いわずもがな、最も大切なことは「自分にあったホームページ作成方法」を選ぶことです。
それぞれにメリットがありますが、たとえば、比較的有名なWordPress(サーバーインストール型の作成ツール)を使ってホームページ作成をする場合は、自分でサーバーとドメインを別途契約し、そこにWordPressをインストールし、独自ドメインの設定を行うなどの作業が必要になります。
WordPressはとても便利なツールで、私自身も愛用しているのですが、ホームページ作成をはじめる前のセッティング作業は、決して初心者でも誰でもできるとは言い難く、それなりにITの知識が必要になるというのが実情です。
ですので、ITスキルに自信がある方にとっては、よい選択肢ですが、逆にそこまで自信を持っていない方におすすめできる方法かといいますと、それは黄色信号になります。
誰にとってもこれがベストの方法、というものはなく、あくまでもご自身のITスキルの自信度と、ホームページ作成の目的に応じて、自分に最も適している方法を選択してください。
その選択を間違えてしまうと、なかなか後戻りすることも難しくなりますので、ここでじっくりとよい方法を選ぶようにしましょう。
次の章では、ホームページの目的ごとにおすすめの方法をご案内していきます。参考になるはずですので、引き続き読み進めてください。
- ホームページ作成方法は様々あり、それぞれに特徴や向いている人が異なる
- サーバー“インストール型”の代表格のWordPressは大変優れたツールだが、必ずしも初心者向きとは言い難い
- サーバー“一体型”のホームページ作成ツールは、初心者〜中級者に向いている
- 自分のITスキルとホームページの目的等によって、自分に最適な作成方法を選ぶことが大切
目的別のおすすめ作り方
上記では、主にITスキルの自信の有無によってホームページ作成方法は違うことをお伝えしました。
このパートでは、「どんな内容のホームページをつくりたいのか」によって、ベストな作り方も変わるということについて、解説していきたいと思います。
いよいよ本題となりますので、しっかりと読んでいただけますと幸いです。
会社やビジネスの信頼を伝えるホームページの場合
会社やお店など、ビジネス目的のサイトを作りたい場合、とにかく大切にしたいのは、ホームページで信頼感を表現できるかということです。
たとえば、こんなサイトをみたことはないでしょうか?
- 3年前くらいの情報のまま放置されている。
- 読みにくくてストレスを感じる。
- どこをクリックしたらいいのか分からない。
- 野暮ったいデザインで、印象がよくない。
もし、上記のようなホームページが自分の会社やお店のものだったらと、想像してみるといかがでしょうか。
自分の会社やビジネスのことをよりよく伝えるためにホームページを作ったにもかかわらず、マイナスな印象を与えてしまっている、ということになります。
放置されているホームページや、読みにくいホームページは、インターネットを通じて、マイナスな印象が拡散されてしまうようなものですから、極端な話、信頼性を伝えるどころか、逆効果となってしまう可能性さえもわるわけです。
このような事態に陥ってしまうケースは、以下のような経緯でホームページを作っている可能性が高いと思われます。
- ケース1:業者に依頼してホームページを制作して失敗
- 業者に作ってもらった場合、よくトラブルになることが、更新する度に発生する費用がかさんでしまうことです。はじめの依頼費用は捻出できたものの、部分てきな文字の修正や写真の差し替えなどでも費用が発生したり、自分で更新しようとしても難しくてできなかったり、そのうちに更新が面倒になって放置されてしまうようなケースです。
- ケース2:知人に依頼してホームページを制作して失敗
- 次によくあるのが、知人や友達に格安(あるいは無料)でホームページを作ってもらったけれど、その後、何度もお願いすることで関係が悪くなってしまうことを恐れて、遠慮がちになり、徐々にホームページが放置気味になってしまうケースです。
- ケース3:向いていない方法で自分でホームページを制作して失敗
- そして、なんとか自分で作成したものの、自分のITスキルやかけられる時間に合っていない方法で作成したため、とても読みにくいホームページになってしまったり、デザインがあまり素敵でなかったりするケースです。また本業と平行しながら、HTMLやWordPressを勉強しようとして挫折してしまったというケースもよく聞く話です。
上記のようなケースを避けるためにも、やはり、自分に合った方法をきちんと選択することがまずは大切です。
その上で、以下のポイントを押さえておくようにしましょう。
- いつでも自分で更新ができるようにしておこう(※最重要)
- 自分で作成する場合は、難易度のあまり高くないツールを選択しよう
- メニューが簡単に作れて、デザインテンプレートが豊富なツールがおすすめ
- 業者に依頼する場合は、更新する度にどのくらいの費用が発生するかはじめに確認しよう
会社やビジネス目的のホームページを自作するなら
とりあえずHP(とりあえずエイチピー)
ホームページ作成ツールの中でも、とても操作が簡単で、使いやすいのが特徴。初心者やITやパソコンに苦手意識のある人にも向いていながら、信頼性の高いホームページをつくることができる。
200種類以上のデザインが用意されていて、自分のビジネスに合ったものを簡単に設定できる。個人事業主から中小企業までのホームページなら十分対応可能だ。
また国産サービスのため、マニュアルや操作方法の情報も分かりやすく用意されていて、困った時にはサポートも利用できるのが心強い。
WordPress(ワードプレス)
サーバーインストール型の代表格がこのワードプレス。世界中に愛用者がいる知名度の高いサービスで、実績は十分。
テンプレートも豊富でプロに依頼したようなものを仕上げることも可能だ。初心者にはやや取っ付きにくいかもしれないが、テンプレートやプラグインも豊富にあり、本格的なホームページを自分の手で作成できる。レンタルサーバーやドメインを自分で設定できる程度の知識がある人にはとてもおすすめで、拡張性も高い。
Wix(ウィックス)
Wixも知名度の高いホームページ作成ツール。自由なレイアウトを自分の手で組み上げていくことができ、使い方次第では、とてもオリジナリティの高いホームページをつくることができる。
「どんな作りたいも叶える本格ホームページ作成ツール」というキャッチコピーを掲げているだけあって、機能の豊富さが魅力的。イスラエル製のサービス。一般ユーザーだけでなく、プロのWEBデザイナーも使っているツールのため、初心者には少しむずかしく感じる部分もあるが、使いこなせればとてもよい選択になる。
集客や販売を目的とするホームページの場合
インターネットで商品を販売したい場合は、ECサイトと言われる形式のホームページを作成することが基本になります。
現在は、このECサイトを簡単に作ることができるツールもたくさん存在します。ただし、ここで注意しておきたいのが、「ショッピング機能付きのホームページを作る」ということと、実際に「インターネット上で商品が売れるような魅力を発信する」ことは同じではない、という点です。
たとえば、こんなECサイトを見たことはないでしょうか?
- ホームページ上に商品が羅列されているけど、魅力に感じない
- どんな特徴がある商品なのかわかりにくい
- ネット販売している人が誰か、信頼できるお店なのかわからない
- 本当に購入して大丈夫か、不安に感じる
私自身、購入しようと思っても、上記のような不安からためらって結局買わなかった、という経験が何度もあります。
つまり、ホームページにEC機能をつけただけでは意味がなく、きちんと商品やサービスの魅力を発信することが大切ということになります。
ホームページで集客したり、販売したい場合は、このことを念頭に置いた上で、単にショッピングカートを設定するだけでなく、魅力を伝えるためのページを作成しやすいツールを選ぶことが大切です。
また、いずれにしても、ホームページは作っただけで自然とお客様が見に来てくれるわけではありません。SEO対策を意識したホームページ作成を行うことで、集客にも強いサイトになります。
SEO対策とは、検索サイト(Yahoo!やGoogleなどが代表的)に、自分のホームページが上位に掲載されやすくするための施策のこと。ですので、SEO対策の設定がしやすいツールを選ぶことも大切です。
参考情報:自分でできるSEO対策
- ショッピングカートを設定するだけではなく、商品の魅力を伝えやすいツールを選ぼう
- ネットショップの運営者としての信用・信頼をアピールすることを心がけよう
- 集客目的のホームページは作ることだけではなく、SEO対策のことも意識しておこう
ネット販売のホームページを自作するなら
BASE(ベイス)
ネットショップ開設数は国内No.1の実績があるBASE。ツール自体は無料で利用できるのでとても人気が高い。クレジットカードの決済手数料は3.6%となっており、小規模なネットショップを気軽にはじめられる。
STORES(ストアーズ)
BASEと並んで人気・実績が豊富なネットショップ作成ツールのSTORES。予約システムやPOSレジとの連携も可能で、来店販売とネットショップの併用にも向いている印象がある。
Shopify(ショッピファイ)
近年、注目が集まりつつあるのが、このShopify。海外製のECサイト構築ツールだが、プラグインなどが豊富で、組み合わせ方次第でとても高機能なショッピングサイトが実現できる。
とりあえずHPとPaypal(ペイパル)の併用
とりあえずHPは、ページの作成やメニュー構成がとても簡単につくることができるため、商品の魅力を伝えるページが作りやすい利点がある。とりあえずHP自体にはショッピング決済機能がないが、インターネット決済サービスのPaypalとの組み合わせで、情報発信も充実させたECサイトを実現できる。
参考情報:とりあえずHPとPaypalの組み合わせでECサイトをつくる方法
趣味・サークル・非営利活動のホームページの場合
趣味で活動していることを発信したい、地域のスポーツチーム、サークルや同好会、あるいはボランティア団体など、ビジネスではない非営利な活動を行っている方にとっても、ホームページは必要なものです。
ホームページは人と人をつなぐコミュニケーションツールのひとつでもありますので、このような目的でホームページを作成したい場合も、適切な方法を選択するようにしましょう。
ビジネス目的ではないという点で、まずこのケースでは、高額な費用をかけて作成するという選択肢は外して考えます。そして、情報発信や情報交換を行うためのホームページになりますので、自分の手で自分のタイミングで、ホームページを編集したり更新できるようにすることが欠かせません。
大きく考えて、以下の2通りを検討してみることがおすすめです。
- 無料プラン・無料ツールを利用して自作する
- とにかく費用をかけられない、無料を前提とする場合は、ホームページ作成サービスの中で、無料プランがあるものを選択することも一手です。この場合は、前述もしましたが、自分のホームページに広告が表示されたり、作成できるページ数や機能に制限がありますが、そこに目をつむることができる場合は、選択肢に入るかと思います。
- リーズナブルな作成ツールを利用して自作する
- 大切にしたいのは、無料にこだわりすぎて、時間を奪われてしまったり、非営利だからといって安っぽいホームページになってしまわないように注意することです。たとえば、複数人数で活動している団体やサークル等であれば、会費を募ってホームページを運営していくことも一案。リーズナブルな作成ツールを使うことで、より本来すべき情報発信に集中することにもつながるでしょう。
また、限られたメンバー内でのコミュニケーションなら、ブログやFacebookなどのSNSで情報交換をすることもできます。ホームページだけにこだわらず、SNSなども有効活用していくことを視野に入れてみましょう。
- 高額な費用をかけて作成するという選択肢は外して考えよう
- 無料ツールや無料プランにこだわりすぎず、リーズナブルな作成ツールを使うことも一案
- ブログやSNSも有効活用できるので、ホームページだけではない情報発信の方法を考えよう
趣味や個人活動のホームページを自作するなら
Googleサイト
Googleが無料で提供しているホームページ作成ツールです。言わずもがな、世界的に有名なGoogleのサービスですので、信頼感があり、無料でありながら機能も充実しています。
特に複数メンバーで共同編集が可能という点も、サークルや団体活動のホームページに向いていると言えます。また無料でありながら、広告が表示されることもないのも魅力。ただ、デザインテンプレートの数は少なく、自由度も低いこと、操作方法などがややわかりにくく、初心者向きとは言えない点もあります。
とりあえずHP(とりあえずエイチピー)
有料の作成ツールではありますが、操作が非常にシンプルで簡単、パスワードページを作成できる機能や、アクセス解析などもはじめからセットされているので、サークルや団体のホームページ運営に適しています。独自ドメインも付いているため、「非営利活動だけど、信頼性は伝えたい」というホームページならおすすめの選択になります。
Ameba Ownd(アメーバ オウンド)
アメブロを運営するサイバーエージェント社が提供する無料ホームページ作成ツールです。マウスでパーツを組み合わせていくことで、ホームページを作成することができ、操作も慣れれば比較的シンプルです。無料なので、広告が表示されること、独自ドメインは付いていないなどを気にしなければ選択肢となります。
ホームページ作成業者に依頼したい場合
ホームページ作成業者に依頼することで、クオリティの高いホームページを手にすることもできます。
このページでも何度かお伝えしてきましたが、専門会社に依頼することは、それなりに高額な費用がかかってくること、その他、更新や追加でページを作成したい場合にも費用が発生することがあります。
ただ、コミュニケーションがいつでもスムーズに取れ、なおかつ、あなたの目的をしっかりと達成してくれる信頼できる業者と出会えるのであれば、その費用対効果は高いともいえます。
ここでは、ホームページ作成業者の探し方について、情報提供いたします。
- 業者に依頼すると、制作だけでなく更新の際に、都度費用が発生するので身の丈にあっているか注意しよう
- コミュニケーションがスムーズで、信頼できる業者と出会うことが大切
ホームページ作成業者を探すなら
アイミツ
複数のホームページ作成業者に一括で見積を依頼することができるマッチングサービス。自分の希望や予算など条件を先に伝えて、一度の複数の会社からの見積を集めることができる。予算に合わせた提案をもらえるため、効率がよい反面、希望の業者と出会えるかは、条件や依頼の内容次第とも言える。
クラウドワークス
フリーランスでWEB制作を行っている人や、ホームページ制作業者の実績なども確認しながら、希望に合う依頼先を探すことができる。登録者数も多く、たくさんの候補から選ぶことができるが、選択肢が多すぎて、逆に迷ってしまう場合もある。
ランサーズ
クラウドワークス同様のサービス。フリーランスのWEBデザイナーの登録者が多く、経験豊富なプロだけでなく、勉強中のセミプロにオーダーすることなども可能。予算や条件に合わせて、豊富な選択肢から選べるが、逆に迷ってしまう場合もある。
ホームページ作成講座を利用してみる
ここまで読み進めていただきましたが、あなたにとってベストな方法はイメージできましたでしょうか?
これまで紹介してきたように、ホームページの作り方には様々な方法があり、少し消化不良になってしまっているかもしれません。
そんな方は、ホームページ作成の体験講座を受講してみることもおすすめです。
インターネットの情報だけでは、本当に自分に合っている方法かの確信を持つところまでは行きにくいですし、まずは自分の手でホームページ作成ツールを触ってみたり、質問してみたりすることで、より具体的な感覚をつかむことができます。
ホームページを作り始める前に、なるべくできることはやっておくことが、その後の後悔につながらないと思います。
ホームページ作成講座の中には、無料で受講できる「体験型」のものがあります。長期に渡る有料講座ではなく、ホームページ作成ツールを使用したプチ体験講座を受講してみることは、無駄な費用や時間を使うこともなく、初心者やITにあまり自信のない方にとって、前に進むきっかけになります。
おすすめのホームページ作成講座(無料)
自分でできる!ホームページ作成講座
ホームページ作成ツールを使いながら、90分でホームページを自作する方法を体験できる人気の無料講座。「自分で本当にホームページが作れるようになるのか不安」と感じている方は、一度受講してみることがおすすめです。
【講座の紹介文】
自分のタイミングで、自分の手で、ホームページをつくり、いつでも編集できる。あなたのビジネスや活動の大切な情報発信を、業者や他人に頼ることなく、自分でできるようになることは、価格面でもスピード面でもメリットが大きいはずです。その方法やきっかけを体感していただくための講座です。講座紹介ページ:自分でできる!ホームページ作成講座
費用をなるべく抑えたい方へ
いよいよこのページでお伝えすることも、最後になりました。
最後は、ぜひこのページで出会ったあなたには、ホームページで悩んでほしくないという思いをお伝えしたいと思います。
インターネットが世の中に普及して、私たちは、大きな資金がなくても、ホームページを作ることで、自分のビジネスや活動を自分で発信することができるようになりました。これは、この20年くらいで起こったとても大きな出来事です。
一方で、「ホームページの作り方」には、ここでお伝えしてきた通り、様々な方法があるため、逆にどのようにはじめればよいのか、わかりにくくなってしまい、それ故に露頭に迷ってしまう人も増えました。
これ以降の話は、私個人の考えを含みますので、それをまずはおことわりしておきたいと思います。
まずたとえ話から。
車を運転するためには、車の製造技術を学ぶ必要はありません。車を作る方法ではなくて、車の運転の方法さえ知っていればいいはずです。実は、ホームページもこれと同じことなのではないでしょうか?
もし、あなたが、プロのWEBデザイナーを目指していたり、ホームページ作成会社への就職を希望しているような人であれば、それはホームページの制作技術を基本から応用まで身につける必要があるでしょう。HTMLやCSSはもちろんのこと、サーバーやドメインの設定を全部自分でできるようにすることはプロなら当然のことになります。
しかし、自分のビジネスや活動の情報を発信するため、つまり、本業が別にあって、そのためのホームページを作りたいという人であれば、ホームページをゼロから制作する方法を身につける必要はなく、むしろ、ホームページを通じて、自分のビジネスの魅力を伝えるために時間や努力を使うべきではないでしょうか?
ホームページの作り方そのものに悪戦苦闘し、本来の自分の仕事に支障をきたしてしまっては、それはとてももったいないことです。
このページを読んでいただいたからには、ぜひそのような事態を避けていただき、適切な方法を見つけていただきたいと思います。
もし、あなたが、以下のような条件に合致しているとするなら、ここで紹介するサーバー一体型のホームページ作成ツールを使うことがおすすめです。
- 自分のビジネスや活動のために、ホームページを自分で作成したい
- 周囲から信頼されるように、独自ドメインでホームページを公開したい
- 費用はなるべく抑えたいが、無料にこだわらなくてもいい
- 高機能よりも、なるべく簡単で使いやすいホームページ作成ツールがいい
- デザインはなるべく多くの種類から選びたい
- 困った時は日本語ですぐに調べたり、相談できるサポート窓口がほしい
- ブログやSNSと連動できるホームページが欲しい
7つほどの条件のうち、いくつ当てはまりますでしょうか?
5個以上であれば、以下の「とりあえずHP」がおすすめです。30日間の無料体験があり、特に申し込み手続きをしなければ、費用が発生することがないため、安心してトライすることができます。操作の簡単さ、デザインの豊富さ、国産サービスならではの解説ページやサポートの充実は、上記のような方にとってとても安心できるものと思います。
ホームページを自分でつくる方法まとめ
ホームページには「ドメイン」「サーバー」「ホームページのデータ」の3点が必要
ホームページを公開して世の中の人に見てもらえるようにするためには、この3つが必要になります。その中でも、会社やビジネス目的のホームページなら、ドメインは「独自ドメイン」にすることで、信頼性をアピールできます。
初心者〜中級者には、サーバー“一体型”のホームページ作成ツールが向いています
サーバー一体型のホームページ作成ツールは、ドメインやサーバーを別々に自分で用意する必要がなく、すべてがオールインワンになっているので、サービスに入会すれば、すぐにホームページ作成をはじめられます。
会社やビジネスの信頼を伝えるホームページの場合は、更新性が重要
何年も更新されていない放置気味のホームページの会社は、誰からも信用されません。ビジネス目的のホームページであれば、自分でいつでも情報発信をできる状態にしておくことが大切です。
集客や販売を目的とする場合は、EC機能だけでなく、商品の魅力を伝えることを忘れずに
「ショッピング機能を作る」ということと、「商品が売れるような魅力を発信する」ことは同じではありません。買い物ができるEC機能をつくることばかりにとらわれず、商品の魅力を伝えるホームページを作ることが大切です。
趣味・サークル・非営利活動のホームページの場合でも、信頼されるホームページにする
非営利目的のホームページは、高額な費用をかけて作成するという選択肢は外した方がよいですが、無料にこだわりすぎず、リーズナブルな作成ツールを使うことも一案です。大切な活動の情報発信だからこそ、信頼されるホームページを作る意識が大切です。
ホームページ作成業者に依頼したい場合は、慎重に選ぶ
ホームページ作成業者といっても、その実力は千差万別です。あなたの目的を叶えてくれる実力を持つ業者と出会うことが大切です。マッチングサイトなどを利用することで、たくさんの候補が見つかりますが、依頼先の選定は慎重に。
ホームページ作成講座にも参加してみよう
ホームページ作成ツールを体験できる無料講座がオンライン開催されています。頭でっかちになるより、まずは自分の手でホームページ作成ツールの体験をしてみることもおすすめです。一歩を踏み出してみることで、自分にあった方法が見つかると思います。
ホームページ作成ツールの中でも特におすすめはこれです
操作がとても簡単で、デザインテンプレートが豊富(200種類以上)、国産サービスだからこそのサポートの充実がある「とりあえずHP」は、ホームページ作成ツールの中でも安心して使い続けられます。個人事業や中小企業の方には特におすすめのツールです。
とてもわかりやすく、ホームページの作り方を紹介している記事です。おすすめのソフトも紹介されており、こちらも必読です。